Marquise de Sévigné  f-22 
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f-22

この絵は高級チョコレートブランド  " マーキス・ド・セヴィニエ "の
雑誌広告です

 

Marquise de Sévigné
マーキス・ド・セヴィニエ 名前の由来
1892年、Rouzaud夫妻は小さな工場を買い、良質のチョコレートを作り始めますが最初はなかなか売れませんでした
しかし彼らは悲観することなく素敵なカタログを作り上げ、周辺地域の食料品店に配布し認知度を上げていきます。
しかしブランド力としてはまだまだ弱いものでした

 1898年、バカンスで人気のヴィシーにサマーショップをオープンします
その夏、劇場ではCyrano de Bergeracを公演しており、
Pavillon Sévigné※ に滞在している戯曲作家のエドモン・ロスタンにその賞賛を伝えたいと思い「マーキス・ド・セヴィニエ」が誕生しました。
お菓子と文学の融合はチョコレートブランドのミューズとして大成功をおさめます

1900年代初頭、ブランドはファッショナブルな大都市だけでなく、リゾート地にも定着し急速に発展します。
1906年にはパリに2店舗、その他国内に11店舗をオープンさせました
短い期間でチョコレートのラグジュアリーブランドとしての地位を築き現在に至っていますが、当時この雑誌広告のデザイナーにRené Gruauを起用していることからも
センスある経営戦略を感じます

 

Marquise de Sévigné

https://marquise-de-sevigne.com/

 


Pavillon Sévigné
ヴィシーの高級ホテル、名前は温泉街での治療中にそこに滞在していたマダム・ド・セヴィニエ伯爵夫人(1626-1696)に由来 
1995
年には閉店してしまいますが、2002年より民家として現存します
https://www.google.co.jp/maps/@46.12033,3.4201585,3a,75y,35.52h,92.83t/data=!3m6!1e1!3m4!1shu_w7m_hIe2VPr5_8iO-tA!2e0!7i16384!8i8192

素敵なところです

 


デザイナー René Gruau 1909-2004 イタリア生まれ
彼の描く女性はどれも優雅で素敵。幸せな、時にはチャーミングな表情を持つ憧れの女性たち
彼は離婚した母親を助けるため、母と二人でパリに渡りデザインの仕事を始めました。
作品の多くに登場する幸せでチャーミングな女性たちは、過去の記憶や母への想いが込められていたのかもしれません。
手掛けたブランドはクリスチャンディール、エールフランス、マティーニ、シャンパン、フィアットなど


※ 保存状態は良いです。

年代 1962年
サイズ 307 × 382 × 20
額の表面素材 アクリル
フランス製 (額装は日本にて)