Michaël Cailloux × Lenôtre クリスマスコレクション発表

さあ、いよいよルノートルのクリスマスコレクション発表の日




写真は2つの部門でM.O.F.を受賞している、ギー・クレンザーシェフ 
 今回の総責任者です
 
そして2018年のブッシュ ド ノエル
ミカエル・カイユ デザイン


ボックスとブッシュ ド ノエル (ケーキ)が、” 飛び出す絵本 ” のように構成されています
東方の三賢者が大陸から集まるシーン。自分もこの場にいるかのような錯覚を感じることでしょう
ミカエルの豊かな表現力と、ルノートルの製菓技術は本当に素晴らしいものでした




 ルノートル 店舗のウインド ディスプレイ
クリスマスで賑わう街を飾りました。


ガレット デ ロワの展示室


ガレット デ ロワは、1月6日の " 公現祭 "(エピファニー)
キリストの誕生をお祝いした日です
このお祝いの日に家族が集まって食べる菓子をガレット デ ロワと言います

 
ガレットボックス


開くと・・・大陸からやってきた王たちが登場する
 


フェーヴボックス

フェーヴはそら豆という意味。ガレットの中に忍ばせ、オーブンで焼くため磁器で出来ています
みんなで切り分け、フェーブを手に入れた人がその日1日王になれるというもの

王冠は購入者へのプレゼントだそう


可愛らしいフェーヴ ボックス、
フェーブがセットされると、磁器の柄とボックスの絵が寸分の狂いもなくマッチしており
細かい配慮が窺えます
 

 

ミカエルのアート作品が展示された部屋



  

ウォールジュエリー
左は銅板の色をそのまま表現し鈍い輝き
右の蜘蛛はゴールドメッキで明るく軽やかな印象

書斎のテーブルには雲がふんわり


ケーキにもホワイトチョコレートでつくられた雲がふんわり

  

ブッシュ ド ノエルを購入したお客様にプレゼントされるカード
表にはお客様の名前、裏にはその日のメニューが書かれます



ここからは美味しい地下の様子
ランチタイム・夕暮れ時は、お料理とお酒のサービスがあり
ルノートルの全てを味わいたいと、どちらも参加しました。
よく食べるアジア人がいる!と思われたかも。。。です


これはブッシュ ド ノエルの断面
ギー・クレンザーシェフのチームが大切にしたことは、三賢者がキリストに届けた贈り物の再現

   青年賢者メルキオール・・黄金 〈王権の象徴 〉 砂糖漬けのレモン、マジパンで表現
   壮年賢者バルタザール・・乳香 〈神性の象徴 〉 ビターで濃厚なチョコレートクリームで表現
              乳香の樹液は鎮痛・排膿・止血薬として貴重だった
   老年賢者カスパール・・・没薬 〈死の象徴 〉  ローストしキャラメリゼしたヘーゼルナッツ
              没薬(もつやく)とは天然樹脂のこと・ミルラともいう

一見甘そうですがレモンクリームがさっぱりしており、
クリスマスの豪華なご馳走の流れから考えると、
これは最後まで楽しめるデザート。

右側はホワイトチョコレートで出来た雲
裏のクリスピーは香ばしく、見えないところから突然刺激されるので、
印象的なアクセント
サクサクして美味しい。

  
アーティチョークは付け根の部分だけ茹でてあるのか??程よい柔らかさ
鴨のローストは無花果のソース付き

コンソメとクリーミィなエスプーマ仕立ての何かか登場
スプーンで掬ってびっくり
伊勢海老やヤングコーンなどゴロゴロと
贅沢なカクテル
あらゆるお酒に合う感じでした

 

デザート


濃厚なパッションフルーツ味

 フルーツや花が色とりどりに
贅沢なテーブルコーディネートでした

  

 
さっぱりしたリンゴときゅうりとライムのカクテル
ストローはキャンディー  ほんのり甘い

 


左からイギリスの文具メーカーオーナーのGedさん、エージェントのNicolas、ギャラリストのNathalieさん、
そして右は主役のMichaël Cailloux (ミカエル・カイユ)

 


今回、初めてこのようなプレスリリースに参加しましたが、とても勉強になりました。
一言で言うとフランス人は喜ばせ上手!
プライドあるシェフたちの技術力やブランドとしての完璧なプレゼンテーションに魅了され、
有意義な時間を過ごしました